<湘南魂>という名の恐ろしい格闘技の大会について
■邂逅
3月の末に引越しをしたのですが、その際10年以上前の<湘南魂>のDVDを発見しました。
思わずDVDに向かって
「おぉ!久しぶり!」
とにこやかに話しかけてしまいましたが、残念ながらDVDは黙ったままでした。
今は音楽ストリーミングサービスなんてのがあるので、今回の引越しの際に大量のCDをブックオフに売り払ってしまいましたが、もちろん<湘南魂>DVDは売らずに大切に今治に持ってきました。
■もしこのDVDを「売りたい」と持っていったら店員さんはどのような顔をするでしょうか。
ちなみに前回のブログ記事にも少し触れましたが、<湘南魂>とは、格闘家のKEI山宮氏が主宰の組技(グラップリング)の格闘技の大会です。
■なぜかS君とKEI山宮氏が主役の前回記事。
■私のリングネームとブログ名の由来とは
私は<湘南魂4>から最後の大会<湘南魂14>までレギュラー参戦しています。
当然、格闘技の大会なので、いろいろな格闘技ジムで鍛えた恐ろしい男たちが戦うのですが、
「今度、湘南魂に出るんですよ」
と話したらおよそ9割の方が、
「へぇー、あの湘南魂に…。
がんばってくださいね」
となぜか半笑いを浮かべていました。
そして残り1割の方が、
「マジすか!? あーオレも出たいです!」
となんだか泥が澱んだような目で私をみつめてきたものです。
ちなみに当ブログのタイトルにも使っている
”エメリヤーエンコ・ヒョードー”
というのはKEI山宮氏がつけてくれた私のリングネーム
”エメリヤーエンコ・ヒョードーさん”
から取っています。
そう。
本来であれば”さん”までがリングネームなので、私を呼ぶ際は、
”エメリヤーエンコ・ヒョードーさんさん”
となります。
いいですか!
”さん”を一回しかつけていないと呼び捨てにしていることになりますからね!
更に当ブログのタイトルは
”しまなみ海道 エメリヤーエンコ・ヒョードーさん ブログ”
が正確ではあるのですが、48歳にもなって自分自身にさんをつけるのはあんまりなので、敢えて”さん”を外しております。
KEI山宮さんごめんなさい。
■<湘南魂>とは
なんだか良く分からなくなってきたので、伝説の格闘技大会<湘南魂>についてをまとめてみましょう。
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- <湘南魂>とは、鍛え上げられた戦士が己の人生とプライドを賭けて戦う組技の格闘技大会である。
- 何故か殆どの選手が試合よりも入場に力を入れる傾向がある。
- その為、普通に入場すると逆に恥ずかしくなる。
- 立派な社会人でもある各選手は、湘南魂への出場で実は頭がおかしいことがバレてしまう。
- 湘南魂は、その名の通り湘南地区での開催を続けてきたが、14回目の大会を湘南ではなく埼玉のアイスリボン(女子プロレス団体)のリングで開催したため、それ以降開催されていない。これは何かの呪いか。
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ということで、誰も特に興味はないでしょうが、過去の大会の写真をご紹介したいと思います。
■<パンクラス>等でもリングドクターを務める立派なお医者さんでもあるスーパードクターS先生。
■ザ・貞子(4代目アタッカーズ宮田さん)。
■その後、柔術に転身したダッチ杉原選手の狂気時代。
大会前に「入場どうしましょう…」と悩んでいた彼の出した答えがこれ。
■長渕宮川チャンピオンの入場小芝居パフォーマンス。
せっかくの須貝さん(※女性役)の名演技をあまりの段取りの悪さでめちゃくちゃにするチャンピオン。
■その後の<湘南魂14>では、前回の反省を活かして金髪のカツラを被って女性になりきった須貝氏。きっと問題はそこではない。
■大巨人と対峙する私。
因みに人の入場ではいろいろと遊ぶクセに自分の時はいたって普通。
我ながらズルい。
■最後の大会となった<湘南魂14>での私。
■次回<湘南魂15>に向けて
それにしても5年~10年ほど前の写真ばかりなので皆さんとにかく若いですね。
思わず鏡を見て、加速する我が身の老いに愕然としてしまいます。
久しぶりに<湘南魂>のDVDを観てみて、改めて世の中にはこんなにも頭のおかしい大人がいるのかとゾッとしましたが、出場選手だけでなく観客の皆さんもとても楽しそうに笑っていてなんだか嬉しくなりました。
ドM須貝さんの入場なんて、自分で見てもあまりのおぞましさに卒倒しそうになりますが、もう一度やるかと訊かれたら間違いなくやるでしょう。
コロナで大変な時期というか時代で、今後<湘南魂15>が開催されるかは分かりません。
でももしも開催された時は、湘南はとても遠いけど是非参戦したいなぁ。
ではまた。