しまなみ海道 エメリヤーエンコ・ヒョードー ブログ

東京からしまなみ海道の大島に移住しました

馬島冒険譚

 

 ■隠れ名所のご紹介

ようやく緊急事態宣言が解除されましたね。

コロナのおかげでもともと太っていたのに体重がたぶん大変なことになっています。

恐ろしくて体重計には乗っていないので、今いったい何kgなのかは、不明ですが。

格闘技ジムにも通えず、できることはたまーにサイクリングするだけです。

ということで、しまなみ海道にサイクリングに来ても素通りされがちな馬島に先日行ったので、写真多めでご紹介。

知っています?
馬島。

うまま、ではなくうままと読むそうです。

NO濁音です。

今治市の陸地部と大島にかかっている来島海峡大橋の途中にあるのですが、江戸時代に今治藩が馬の放牧をしたことが島名の由来だそうです。

へぇー。

 

■ ”イノシシ出没注意!!”

運動不足解消が目的とはいえ、まぁまぁ近いので家から30分ほどで無事到着。

ここはなんと島民の方以外は車では橋から降りられないのですが、自転車や原付ならなんと橋からエレベーターで島に行くことができます。

 

■意外にも近代的な通路を進みます。

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■自転車も余裕で入れれる箱のエレベーター。
ちなみにお尻が痛くなるので、サドルには超ダサいフワフワカバーを装着しております。
もちろんレーパンと呼ばれるお尻にクッションみたいなのが付いてるパンツも履いているので、ダブルで傷つきやすいお尻を守っております。
かわいらしいですね。

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■エレベーターを降りるとなんとも恐ろしい張り紙が。
「追いかけたり、石を投げたりしてはいけません」と書いてありました。
そんな恐ろしいことする人いるのでしょうか。
先日、たまたまお亡くなりになった猪を見かけたのですが、超デカかったですよ。
あんなのと遭遇したら恐怖で失禁すること間違いなしです。

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エレベーターからでて少し進んで、でた道はになっています。

坂があれば上りたくなりますよね、先輩。

上には一体何があるのか楽しみっす!

イェーーーイ!

まぁまぁ斜度の高い坂をゼェゼェ言いながら必死で上ります。


■橋に着きました。
ん?

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■なんてこった。
元の場所に戻っただけでした。
橋からエレベーターで下りて、急な坂を上がると橋に戻るのは当然と言えば当然。
48年も生きてきてそんなことにも気づきませんでした。
チッ!

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■探索

48年分の重いため息をつきながら、死に物狂いで漕いで上った坂をあっという間に下り、にでました。

 

来島海峡大橋の真下の海岸。
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■海岸はゴミが流れついていて、ちょっと残念な感じ。
そんな海岸には化け物のようにデカくなったアロエにも会うことができます。

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しばらく持参したコーヒーを飲んで、ボーとしますが、すぐに飽きてしまい、島内をポタリングすることにします。

まぁ、飽きたからアロエなんて写真に撮ったのでしょうね。

 

ちょっと行くとフェリー乗り場がありました。

なんとフェリーでも来れるみたいです。

へぇー。

 

■観光マップ。
というより航路のマップですね。

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マイGIANT様ベストショット
天気が良くないのが残念。

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■人間賛歌は勇気の賛歌
 ■しばらく行くとなんと神社を発見。

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鬱蒼とした山の上の神社を見上げ、先ほどの”危険 イノシシ出没注意!!”が脳裏を掠めますが、せっかく来たので勇気を振り絞って石段を上っていきます。


人間讃歌は勇気の讃歌!!
人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!

ツェペリ先生も仰っていますね。

 

■幸いにも猪に会うことなく到着。
私の勇気が猪に勝ったということですね。

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■ぐるりと回ると小道があり、更に進むとなんと灯台が出現。

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”ウヅ鼻灯台という名前みたいです。
なんと昭和13年ですって、奥さん。

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亥年にあるまじき猪への恐怖に打ち勝ち、勇気をもって上ってきて良かったです。

すっかり満足して石段を下りて、ふとみると謎の小道が横にありました。

 

■小道の先

■今度こそ猪が出てきてもおかしくありません。
どうですか。
いかにも出そうですよね。

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先ほどの張り紙の
”イノシシに遭遇したら、慌てず、騒がず、刺激せずその場を離れてください”
の文言を思い出します。


果たして実際に猪に出くわして慌てずにいられる人などいるのでしょうか。

否。

よほど慣れていなければ、100%慌てます。

って言うか、パニック間違いなしです。

ですが。


それでも私はこの謎の小道も進んで行くのです。

こんなにも私がタフで男らしいとは貴兄も思っていなかったことでしょう。

 

ドキドキしながらおよび腰で進むとなんと海にでました。

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■先ほどのゴミが打ちあがっていた海岸とは違い、とてもキレイです。

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■岩のトンネルの先

■そしてふと岩場の方へ行ってみると、なんと岩にトンネルのような穴が開いているではありませんか。

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さすがに海岸に猪は出てこないでしょう。

もちろん勇気の塊の異名を持つ私は進んで行きます。

 

ゴーッという凄まじい波の音が聞こえてきました。
凄い潮の流れです。

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すぐ目の前で川のような潮の流れがうねる様はなかなかの迫力でした。

恐らく先ほどの”ウヅ鼻灯台ウヅのことなのでしょうね。

どうでしょうか。

 

■動画を撮ってみました。
伝わるかなぁ。

 

ということで、馬島は小さい島ですが、なかなか楽しかったです。

それもこれも猪に勝った私だからこそですね。

 

是非、貴兄らも明日にでも行ってみてくださいね。

 

■帰りはようやく少し雲が晴れてきました。

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ではまた。