初めての家庭菜園 ー覚醒ー
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前回、輝かしい未来を信じて生まれてきた枝豆の芽を無慈悲にブチブチと間引き、更には長茄子の一番果を切り取るという所業に、貴兄らも私と一緒に泣いてくれたことと思います。
今日はその後の畑の様子をお話ししたいと思います。
雨の日以外は、水やりに畑を訪れます。
面白いことに毎日行って見ているのに、毎日必ず成長しているのです。
かわいらしいですね。
かように健気にスクスクと育つ愛くるしい野菜達の元へ足繁く通っていたのですが、私の不在の間に間男のように奴らが突然やって来たのです。
害虫です、害虫。
害をなす虫。
何度か当ブログでも書いていますが、私は都会暮らしが長かったこともあり、虫は大の苦手なのです。
苦手と言うかもう恐怖の対象なのですよ。
かように小さい虫を175cm(本当は174.5cm)の私が恐がる理由などまったくないのですが、おっかないというか気持ち悪いものは仕方がありません。
あぁ、蟲。
何なのでしょうね、蟲。
アイツら必要ですか?
要る?
本当に?
あ、そう。
最初の来客は、まず試しにと植えてみたムーンライトという気取った名前が鼻につくメロンにやって来ました。
ちょっとオレンジかかった6~8mmほどの虫です。
これがですね、1匹や2匹ならまだしもですね、奴らはですね、なんと十匹以上もの大群で押し寄せてきやがったのです。
なんということでしょうか。
1cmにも満たない彼らの中にもきっと頭が切れるボスがいるのでしょう。
私が虫が恐いことを知っていて、奴らは数で攻めてきたのです。
あぁ、おぞましい。
■調べてみると、ウリハムシという虫でした。
葉っぱをムシャムシャ喰っていやがりました。
あぁ、忌々しい。
あまりのことに失禁しそうになりましたが、ぐっと堪え、ただちにホームセンターに走り、殺虫剤を購入。
■購入したのはこれ。
本当はムーンライトちゃんに殺虫剤など撒きたくはありませんが、枯れてしまっては元も子もありません。
さっそくウリハムシの野郎目掛けてスプレーを噴射してやりました。
奴ら相当ビビッてましたぜ、兄貴。
翌日、確認してみるとまだ数匹はいましたが、ほぼウリハは居なくなっていました。
これは私の勝利でしょう。
帰ってムーンライトクッキーでも食べてお祝いしましょう。
しかし噂には聞いていましたが、我が野菜達にも害虫がやってくるとは。
心のどこかでウチの子に限って、と楽観していたのですが・・・。
恐ろしいことですね。
そして更に数日後。
葉っぱばかり大きく、なかなか実をつけない茄子ちゃんにも明らかに虫に喰われた跡があるではありませんか。
■ショック!
葉っぱの至るところに穴が!!
まったく何ということでしょうか。
毒を食らわば皿までといいます。
こうなったら茄子達にも殺虫剤の噴射を敢行するしかありません。
やれやれですね。
そして、先日遂に!
愛しの枝豆ちゃんがカメムシの餌食になっていたのです!
茎や葉に何匹も群れを成してムシャムシャと喰い散らかしています。
私のカワイイ枝豆ちゃんが、カメムシなる、虫のクセに他の生き物の名前を付けられたオトボケ野郎に蝕まれているのです。
あまりの光景に絶叫しながら、
虫嫌いの私が!
なんと素手で!
カメムシ野郎を指先でパシッと弾いたのです!
見るだけでも怖気立つというのに私の指がカメムシと接触したのです。
もちろん、これではきっと退治は出来ていません。
しかし、それでも私は次のカメムシ野郎も指で弾きました。
するとあろうことかですね。
指が当たった枝豆ちゃんの茎ごと千切れて吹っ飛んでいったではありませんか。
「ママッ!?」
茎を吹っ飛ばされた枝豆が仰天して、目を見開いて私を見やります。
「ゴ、ゴメンッ!
あの、カメムシが・・・、その・・・」
謝りながらもまだまだカメムシは数十匹と枝豆ちゃんに取り付いています。
そして遂に私は逆上しました。
なんと気づいたら、私を嘲笑うカメムシを人差し指と親指で摘み、
「ギャーッ!」
と叫びながら潰していたのです!
プチッ!
と微かに潰れる音がして、指先にカメムシが潰れた感触が残ります。
奥さんは、カメムシが潰れる生音を聞いたことがありますか?
私は、あります。
それから数匹潰してやりましたが、カメムシが放つ凄まじい悪臭にふと我に返りました。
「さすがに素手はないな・・・」
独り言ちて、枝豆ちゃんに
「もうちょっと我慢してね」
と声をかけてから軍手を取りに行って、そこから軍手越しに着実にプチプチとカメムシ野郎を潰していきました。
虫にももちろん命があります。
が、愛する枝豆ちゃんにたかるカメムシはもうただの敵でしかありません。
奥さんも愛犬が、カメムシに喰われていたらやっつけますよね?
もちろん、殺虫剤スプレーも噴射し、後顧の憂いもしっかりと断ちました。
しかし、島に来て3ヵ月で素手で虫を潰せるようになるとは。
田舎暮らしで、私の隠れていた野生が覚醒したのでしょうか。
このまま半年くらい経つと、ピーナッツを放り投げて口でキャッチするみたいにして、カメムシをパクついているかもしれません。
その時はまたブログに書きますね。
それにしても、野菜達の脆弱さは半端じゃないですね。
毎日水をあげたり、虫共を追っ払ってあげても、実をつけるかどうか微妙なのです。
彼らは、自ら生き抜こうという気力が足りないのではないでしょうか。
それにくらべて雑草の逞しいことといったら本当に凄まじいのです。
ちょっと見比べてみましょう。
■これが6/21の畑の様子です。
周りは雑草がかなり生えてきていますが、畝の間は少ししか生えていません。
■そしてこれが、6/28の写真です。
なんと一週間でこの有様です。
こんなのマルチを張ってなかったらとんでもない地獄でしたね。
面倒くさくてもマルチを張ってて良かったです。
さぁ、皆さんもさっそくマルチを張りましょう!
続きます。
ではまた。
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