はじめての家庭菜園 -ワークマン vs カメムシー
★★★ ランキング参加中。よろしければポチッと押してくださいね★★★
貴兄らは、およそ一ヵ月ほど前に私がカメムシに敗北したことを覚えているでしょうか。
■忘れている方は、是非こちらをお読みください。
前回、カメムシの逆襲にあい、指先からカメムシ臭を発するカメムシ人間となったのですが、無事3日ほどでカメムシの呪いは解け、アラフィフのただの中年男性に戻りました。
しかし、私がこのまま引き下がると思ったら大間違いです。
カメムシに敗北したまま、この後の30年ほどの人生を送る訳にはいかないのです。
仮に人生80年として、かけがえのない29,200日の内3日間もカメムシとして生きたのです。
こんな屈辱があるでしょうか。
せっかく今治の大島まで引っ越して来て、この先
「あそこにはカメムシおじさんが住んでるから、近寄っちゃダメよ。あぁ臭い臭い!」
と言われ続けるのです。
私は己の人生と尊厳を賭けて、カメムシへのリベンジを果たさないといけないのです。
ということで、カメムシとのリマッチです。
とはいえ、素手や軍手ではカメムシ汁が指先に浸透し、おぞましい悪臭を放つこととなります。
ということで、ワークマンで手のひら部分がゴムになったアイテムを購入。
■これです。
いくらカメムシの毒汁が強力でも、この分厚めのゴム手袋ならば、弾き返すことができるでしょう。
「待ってろよカメムシ!」
と心の中で雄たけびを上げ、小走りでカメムシ共が蠢く枝豆達のところへ向かいます。
前回、私の指をカメムシ汁まみれにして勝利し、すっかり気を良くしたカメムシ共は調子にのって枝豆にバカみたいに密集して張り付いています。
私たちがコロナ下で涙を呑んで三密に耐えているというのに密りまくりやがって!
「バカが!」
とまた心の中で絶叫し、分厚いゴムに守られた指先でカメムシを潰し、プチッという小気味いい音を立てて、奴は土の上に落ちていきました。
「イケる!」
その後はもう私の圧勝でした。
心の中で快哉を叫び、勝利の涙が込み上げてきました。
もちろんすべて心の中で叫んでいるのは、畑でカメムシと会話をしていることがご近所の方々にバレないためです。
気をつけないと
「あの人はカメムシと会話をするために今治に来たのだよ」
と噂になってしまいます。
それは良くない。
よもや大都会東京で暮らしていた私が、今治に来て数ヵ月でカメムシと会話をし、更にプチプチと小気味良いポップな音を弾かせながら潰しているとは誰が予想できたでしょう。
未来は何が起こるか分かりませんね。
貴女も明日、カメムシを潰しているかもしれませんよ。
ところで。
前回、カメムシを素手で潰したと書いたところ、私のことを凶悪な野生中年だと思った方がいらっしゃいました。
我が枝豆ちゃんに数十匹もたかっていたカメムシは、マルカメムシといいカメムシの中ではかなり小型のやつです。
大きさはテントウムシくらいでしょうか。
このサイズだったので私にでもカメムシと戦えたのです。
■いくら私でも、このような一般的なカメムシは素手ではムリです。
ちなみにカメムシは、何十種類もいるそうですよ。
無駄にカメムシ知識を植え付けてしまってスミマセン。
ということで、私は無事にカメムシ共に勝利しました。
ムンムンと辺りにカメムシ臭が漂う中、心の中で雄たけびを上げ、私を無言で見守ってくれていた他の野菜達にゴム手袋を外しながら笑顔で応え、水をあげにまわります。
・オクラ
なんと前回ドリルのような花の蕾ができていましたが、その蕾は無事にオクラに変身。
しかし、こんなに早くオクラ本体になるとは思ってもみなかったので、気づいた時には巨大オクラになっていました。
■モリモリ育ってました。
■およそ20cm弱。
超デカい。
■一応調理してみましたが、食してみると筋だらけの食物繊維の塊でした。
痛恨のミス。
さすがに断念し、廃棄。
すまんかった。
その後、オクラは大きくなり過ぎる前に収穫するようにし、美味しくいただいております。
しかし、育てておいて食せずに廃棄したことが、よほど腹に据えかねたのか、オクラから逆襲を受けたのです。
それは、連日続いた梅雨の雨がようやく上がった夕暮れ時でした。
我がオクラちゃんを収穫しようと鼻歌まじりに近づいたところ、妙な胸騒ぎがしたのです。
ここ数日で数十匹と屠ったカメムシの怨念かと思いましたが、どうやら違うようです。
恐る恐るオクラに近づくと、なんとあろうことか、アマガエルが絵にかいたような感じで葉っぱの上でたたずんでいやがったのです。
■恐ろしいことに保護色でかなり近づくまで気づけませんでした。
私は48歳にもなって、あまりのことに失禁しそうになりましたよ。
超恐い。
もちろんこの日は、オクラの収穫は断念。
・茄子
相変わらずエースの座をキープ。
■もりもり成長しています。
・ピーマン
ナスちゃんに次いで、収穫祭りを開催中。
こんなに実るならもっと植えとけば良かった。
・トマト
上のナスの写真にも見切れていますが、落ちこぼれだったトマトも遂に!
遂に一部のトマトに実がなりだしました。
■しかしなかなか赤くなりません。
いったいどうなっているのか。
・ムーンライト(メロン)
完全に枯れはてました。
甘く冷たいメロンと過ごす筈であった、私のスウィーティーな夏は夢と終わりました。
今後、ムーンライトについて語ることはないでしょう。
さようなら。
■収穫した野菜達。
長ナスもその名の通り無事に長く成長しました。
ではまた。
★★★ ランキング参加中。よろしければポチッと押してくださいね★★★