家庭菜園 -収穫の喜びと恐怖について-
■種と苗
ということで、畑の話の続きです。
↓ 前回
そうそう。
前回8種類の野菜を育ててるなんて書きましたが、1種類抜けておりました。
苗で、試しにロメインレタスってのを植えてたのですよ。
普通、忘れますか?
忘れるのです。
それが49歳です。
ごめんよロメイン。
皆さんも気の毒なロメインレタスを見かけたら優しく接してあげてくださいね。
ってことで、全部で9種類の野菜達を育てています。
もう忘れてないよね。
・・・・・・大丈夫!
きっと!
で、育て方なんですけども
・種から蒔いて育てる
・苗を畑に植え替えて育てる
という2つのパターンがあるのですよ。
イメージ的には、種は自分で産んだ子(いや、言いたいことは分かります。絶妙に気持ち悪いですよね)で、苗は養子といった感じですね。
分かりづらいですか?
えと、譜代と外様・・・みたいな。
更に分かりづらい?
あ、そう。
って感じで、種から育てた方が何となく愛着が湧くのですよ。
ボクがイチから育てたよ!
みたいな。
■青梗菜
青梗菜。
奥さん、読めます?
コレ。
チンゲン菜ですって。
もちろん私は読めませんが、賢いPCが変換してくれました。
グラッチェ。
この青梗菜がですね。
ホームセンターで買って、畑に植えてですね。
なんと1ヵ月も経たずにもう食べごろを迎えたのですよ。
あっけないにも程があります。
いや、もちろん簡単なことに越したことはないのですが。
チョロ過ぎるぜ青梗菜。
もちろん種からだときっと大変なのでしょうが、何だか拍子抜けしてしまいます。
■チョロいとか言いましたが、結構虫にやられています。
蟲め。
■とりあえず収穫第一号。
引っこ抜いてやりましたぜ、先輩。
さっそく食べることにします。
が、当然スーパーに売っているものではないので、結構土が付いています。
「これだから根っこから引っこ抜くタイプはイマイチなのよね」
とか言いながら台所でベリベリめくって洗っていきます。
そもそも土とか言ってますが、肥料の鶏糞も混じっているかと思うと立ち眩みがしますね。
しっかり洗わないと。
その時、事件が起きました。
さて、いったい何が起きたのしょうか。
------------------
①中が腐っていた
②また奴(カメムシ)がいた
③蝸牛がいた
④中がぜんぜん育っていなかった。
------------------
何とね、奥さん。
何とあろうことか、答えは③だったのですよ!
青梗菜をベリッと千切ったら中に蝸牛のヤロウが居やがったのですよ。
ヤロウ!!!
私の心臓が弱っていたら確実にショック死してますよ!
「ギャーーーッ!」
と悲鳴を上げて、見事に2メートルくらい飛びのきましたよ。
蝸牛って!
カタツムリ!!
カ・タ・ツ・ム・リ!!!!
もおっ!!
時々、畑でウロついていたのは知っていたけど、潰すのも気持ち悪いから見てみぬフリをして、やっつけずにいたのに、こんなところに居やがるとは!
恩を仇で返すとはこのことですよ!
ダメ!絶対!!
とりあえず、葉っぱにくっ付いているので、葉っぱごとそっと窓の外まで運んで、ブンッ!って振って蝸牛を地面に強めに振り落としてやりましたよ。
あー怖かった。
さすがに見てしまったからその葉っぱは捨てましたが、それ以外はね、ちゃんと食べてやりましたよ。
どこかに蝸牛エキスが付いているかもしれないというのに。
思えば、私も強くなったものです。
大島に来たばかりの頃の私であれば、100%その青梗菜は食べる気が失せて捨ててしまっていたことでしょう。
そりゃ、虫も来ますよね。
この夏経験した、カメムシやウリハムシとのデスマッチを経て、私は強くなり、成長し、そして悟ったのです。
「野菜には虫がやってくる」
もうこれは、仕方がないのです。
奴らも生きるのに必死です。
これはね、奥さん。
闘いなのですよ。
野菜を育てようと思ったら、虫と雑草はセットなのです。
あれ?
・・・ってことは、すぐに腰が痛くなるから草刈りが苦手で、虫なんて大嫌いな私はまったく農業に向いてないですね。
まぁいいか。
でも家庭菜園くらいなら何とか続けていきたいものです。
■青梗菜といえば中華だろうってことで、創味シャンタンで何となく中華風に味付けしてジャコと炒めてみました。
■更に残ったので、味噌汁の具にしてやりました。
火を通し過ぎて、どんよりとした緑になってまったく美味しくなさそうになりました。
で、肝心の味なのですが、なんだか苦いのですよ。
青梗菜って苦かったでしたっけ?
収穫時期が遅すぎたのでしょうか。
よもや蝸牛エキスのせいではないと思いますが、不味くはないのでまぁ良しとしましょう。
■キャベツ
ところで、キャベツだけは地域の方から余った苗をいただきました。
が、その頃が残暑真っただ中で、畑仕事をする気力がなく苗をいただいたのは良いのですが、水やりだけして後は一ヵ月ほど放置しておりました。
で、ようやく土づくりが完成して、植え替えたんスよ、先輩。
■何とあっという間に1/3程が枯れだしました。
枯れたキャベツと何とか生き残っているキャベツ(写真・左上)にどのような違いがあったのかはまったく分かりません。
不思議。
そういえば、存在を忘れていたロメインレタスちゃんも結構育ってきてます。
もうそろそろ収穫してもいいのでしょうかねぇ。
よもや蝸牛はいないでしょうね。
たぶん続きます。
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