土佐料理とプチ・ダイエット
☜☜☜ ランキング参加中。よろしければポチッと押してくださいね。
地域おこし協力隊ランキング
■初めて高知に上陸し、無事にエメリヤーエンコヒョードー・セミナーを終えました。
スパーリングの最後の方は、あまりの蒸し暑さにビールのことしか考えられなくなり、危うく一本を取られそうになりました。
恐らくスパー中も譫言のように「ビールビールビールビールビールビール・・・」と呟いていたのでしょう。
よほど気の毒に思ったのか、モノリスの数名の方にビール&土佐料理をごちそうになりました。
■やはり何といっても土佐といえば、カツオのたたき。
塩とタレですが、塩(奥)が特に美味しかったです。
■この日一番の激ウマ料理が、ウツボを炙ったこれ。
人生初ウツボ。
ウツボを侮っていました。
■焼きサバ寿司もめちゃ美味。
いくらでも食えます。
とにかくどの料理もめちゃくちゃ美味しかったです。
ありがとうございました。
■モノリス・イケメンメンバーに饗応を受けたのが、こちらの<灯り>というお店。
高知に行った際はぜひ。
★灯り
関連ランキング:居酒屋 | 蓮池町通駅、デンテツターミナルビル前駅、はりまや橋駅
■お店の近くの観光名所はりまや橋にて。
噂にたがわぬ、がっかり名所っぷり。
その夜は、厚かましくもベストコンディション牛窓氏の家に泊めてもらい、翌日に帰宅。
多謝。
■高知駅にて。
日曜市で売っていた土佐名物のいも天をいただきました。
帰りのバスの中で貪り喰いました。
甘くて美味しかったです。
ベストコンディション牛窓氏やご家族をはじめ、モノリスの方々にいろいろと良くしていただき、とても嬉しかったです。
またそのうち伺いたいと思います。
ぜひまた遊んでくださいませ。
ところで。
ヒョードーを以前から知っている方もお会いしたことがない方も総じて、
「コイツ、ムチムチやな」
と私が写った写真を見て独りごちたことと思います。
太りに太った私の写真を恥を忍んで公表したのには、訳があります。
改めて激太りの写真を我が目で見て、さすがに危機感が募り、改めてプチ・ダイエットをすることにしました。
「はぁ?
危機感とまで言っておいて、プチって何ぜよ! 」(高知かぶれ)
とイラっとした方。
説明します。
なぜ、プチなのか。
これは敢えてなのです。
奥さんも経験があると思いますが、最初から張り切りすぎてトバすとあっという間に息切れしてリタイアしてしまいます。
空腹を憎む私としては、3日坊主どころか、1日ともたないでしょう。
ということで、本当は断食したいところですが、ゆるやかにダイエットをスタートすることにしました。
作戦はこうです。
町行く人に訊いたところ、晩ご飯が特に肥満にはヤバいというではありませんか。
特に炭水化物。
愛する炭水化物ですが、断腸の思いで、なんと夜はサヨナラすることにしました。
「え?どうして? アタシのこと嫌いになったの?」
「いや、そういう訳じゃないけど…」
「じゃあこれまで通り、食べればいいじゃない♡ お腹いっぱい♡」
「いや・・・。もう夜に君を見たくもないよ」
「!!
なんでよ! 朝も昼も良くてなんで夜はダメなのよ!!
これまで毎食山盛り食べてくれたじゃない!」
「・・・オレ知ってるよ。
君、美味しいけど、夜食べると太る原因になるらしいらしいじゃないか」
「・・・ヒドイ」
「ヒドイ!?
ヒドイのはこの腹だよ! 見てみろよ! この腹を!
ほら! ほらほらほらほらほらほら!
ほら、ちゃんと見ろよ!
君のせいで豚みたいな腹になったじゃないか!!」
「!!
ちょっと! なによその腹! マジキモいんだけど!
ちょっと待ってて、吐いてくるから!」
「!!」
「オエェェェッ!!」
「だ、大丈夫かい?」
「大丈夫な訳ないじゃない!
もうアンタなんかにひと粒も食べられたくないわよ!
キンモー!!」
「!!」
ということで、なんと晩ご飯に白ご飯を食べないという荒行を敢行。
代わりに野菜をたくさん食べることにしたのです。
プチとはいえ、凄まじい内容ですよね、奥さん。
話は変わりますが、16年前のグラバカジムの会員証を改めて見てみると、現状のあまりの肥満と老化に失禁しそうになります。
■敢えて昔の写真を公表し(カラーは恥ずかしいので白黒)、退路を断ちます。
そして、なんと現在9日間連続、夜の炭水化物抜きを敢行しています。
しかし!
いったいなんということでしょう。
今のところまったく効果はなし!
いったいどういうことか・・・。
炭水化物を抜いても野菜を極端に食べすぎなのか、カメムシの呪いか・・・。
☜☜☜ ランキング参加中。よろしければポチッと押してくださいね。
地域おこし協力隊ランキング
初・高知上陸 ーヒョードー・グラップリングクラスー
☜☜☜ ランキング参加中。よろしければポチッと押してくださいね。
地域おこし協力隊ランキング
「趣味は何か?」
と訊かれたら、やっぱり
「格闘技です」
と答えます。
2004年の10月からグラバカジムに通いだしたので、16年ほど続けていることになりますね。
何度か転職をしているのですが、どの職場よりもグラバカジムに通った年数の方が長いという何だか残念な感じです。
で、グラバカジム時代に”ベストコンディション牛窓”さんという怪しい名前の方と出会ったのですが、先日10数年ぶりに再会を果たしました。
■ちなみに”ベストコンディション牛窓”というのはリングネームで、命名者は<湘南魂>主催のKEI山宮氏。
例え熱があったり、骨が折れている状態で戦ったとしても、
「私、今日コンディションが悪いのです」
とは決して言えない、とてつもなく自分に厳しいリングネーム。
あ、他に”コミュニケーション牛窓”というリングネームでも出場していましたね。
とりあえず適当につけた感が満載ですね。
で、そのベストコンディション牛窓さんなのですが、グラバカジムを退会した後、リバーサルジム新宿Me,Weにて柔術を始めて、その後地元の高知に戻られていました。
そして、なんとその高知で自身で柔術チームを作り、頑張られているとのことでした。
ということで前置きが長くなりましたが、図らずも隣県に住むこととなったベストコンディション牛窓氏より、ラブコールを受け、先日遂に高知まで行ってきたという次第です。
そのうち買うつもりなのですが、現在は車を所有していないので、高知へ行くのもひと苦労です。
■ルートはこんな感じ。
------------------------
①自転車
自宅→最寄りの大島のバス停。
②バス
大島→今治駅(およそ一時間に1本。乗り遅れたら地獄)
③電車(JR)
今治駅→松山駅(なんと私3ヵ月半振りに電車に乗りました)
------------------------
遠い。
あまりにも遠い。
そして、②のバスから③の電車の乗り継ぎ時間は、たったの5分。
しかし、一本前のバスだと1時間前となり、さすがに時間を潰すのも大変なので、男ヒョードーとしては、この5分間にすべてを賭けました。
果たして無事に高知まで着くことができるのでしょうか。
とはいえ、5分もあるのです。
バスは今治駅前に到着するので、普通に考えれば焦ることなく電車に乗れます。
少しだけドキドキしながらバスに揺られていたのですが、案の定ジワリジワリと遅れていきます。
しかしいよいよバスは今治駅のひとつ前の停留所の病院前に到着。
「何とか間に合うか…」
とひと息ついた時、我が目を疑う光景に全身から大量の汗が吹き出しました。
なんと、こともあろうに子供連れのお母さんが、バスが止まってから呑気に両替を始めたではありませんか。
「先に両替くらいしとけよ!」
と心の中で絶叫し、目が飛び出るほどお母さんと時計を凝視し、およそ2分遅れでバスは出発。
もちろん今治駅に着いたのは2~3分遅れ。
当然タイムリミットもおよそ2分30秒ほど。
久しぶりに狂ったようにダッシュをし、凄まじい速さで切符を購入し(たぶんSUICAは使えない)、ホームへ向けて階段を駆け上がります。
ところが!
ツイていない時はとにかくツイていないのですよ、奥さん。
3ヵ月半振りの電車であり、普段全く利用していない今治駅という状況で、なんと駆け上がったのは反対のホーム。
万事休すか。
しかし、最後まで諦めなかった私は素晴らしい。
48歳には若干恐怖の二段飛ばしで階段を走り抜け、なんとギリギリ松山行きの電車に乗れたのです。
セーフ。
どれ程、普段の行いが良いのでしょうか。
しかし、これ程までに苦労をして乗った電車は、ここ数日の集中豪雨でダイヤは乱れ、たっぷり20分ほど遅れて松山駅に到着。
やれやれ。
そんなこんなで、およそ5時間半かけてようやく高知駅に到着しました。
なぜこんなに時間がかかるのかと地図を見てみると、とんでもない事実が発覚。
■仕方がないとはいえ、わざわざ松山まで行って、なんと引き返していたのです。
高知駅では、ベストコンディション牛窓氏が、ベストコンディションで迎えに来てくれていました。
■高知駅前にて撮影。
左から武市半平太先生、坂本龍馬先生、中岡慎太郎先生。
幕末好きとしては、ちょっとテンションが上がります。
が、板垣退助や後藤象二郎ではなく、武市半平太なのですね。
坂本龍馬ゆかりの人物ということで選ばれたのでしょうか。
なるほど。
今回の高知遠征は、久しぶりにベストコンディション牛窓氏に会うことと、BC牛窓氏が主宰の柔術チーム”モノリス”にてグラップリングの特別クラスを行うためなのです。
この日のメニューはこちら。
①三角絞めという基本の技とそこからの応用技各種
②そしてリクエストがあった足関節
私的にはかなり使える技のはず。
■三角絞めのポイント。
■意外と分かってない人は多いのです。
■柔術でも使いやすいように数パターンのアキレス腱固めを中心に説明。
■エメリヤーエンコ・ヒョードークラスということで、偉そうにレクチャーしてきました。
実力はなくても16年間、組技や柔術の日本のトップ選手に教わって来たので知識は多少はあります。
それにしてもモノリスの方々は、突然やって来て偉そうに講釈を垂れる、およそスポーツマンに見えない初老の小太り男性をいったいどのような気持ちで迎えてくれたのでしょうか。
技をお伝えしている間はまだ良いのです。
当然ながらこの後はスパーリングとなります。
顔は笑顔をキープしつつ、背中を汗が滴り落ちます。
だってそうでしょう。
皆さんの前で、偉そうに技について話したりした手前、簡単に一本を取られる訳にはいかないではないですか。
しかも。
インストラクターが、死に物狂いで必死にスパーリングをするのも相当格好が悪い。
しかし。
インストラクターが、激弱では更に格好が悪い。
私に課せられた条件は、
・決して一本を取られてはいけない。
・しかし、必死になりすぎてもいけない。
■この相反する条件のもと、スパーリングにも参加させていただきました。
私の武器は、すっかり増加した体重だけです。
デブ臭を巻き散らせながら頑張りました。
それにしても体重は増えましたが、体力は激減しました。
■皆さん、良い方ばかりでした。
ありがとうございました。
■ベストコンディション牛窓氏と。
10年ぶりくらいに邂逅し、以前と変わらず一緒に練習できるとは、格闘技ってやっぱり素晴らしいですね。
大島でもやりたいなぁ・・・。
次回、48歳初老の加齢と肥満と戦う姿をお届け予定。
ではまた。
☜☜☜ ランキング参加中。よろしければポチッと押してくださいね。
地域おこし協力隊ランキング
脱 コロナ太り ー後編ー
10万円の給付金を国からもらって、10万円以上の住民税を中野区に支払ったヒョードーです。
なんか住民税は、1月1日に切り替わるので、今年の分は引越し前の住所の自治体に払うらしいですね。
引越しした途端に10万円以上の請求が来て、卒倒しました。
やれやれ。
で、前回の続きです。
コロナもまだまだ不穏な感じですが、とりあえず各ジムが再開し始めたので、私も今治の格闘技ジムに通うことにしました。
ただ問題はですね、ジムが遠いということです。
残念ながら大島には格闘技ジムはないので、橋を渡って今治の陸地部まで行くことになります。
大島からだと、自転車で1時間くらいで、原付バイク(以下、原付)だと45~50分といったところでしょうか。
以前に通っていたグラバカジムまでは、自転車で5分だったことを考えると、12~13倍の時間を要します。
しかし!
しかしそれでも私は通うのです。
腕の毛も妙に濃いことだし、男の中の男とは私のような者のことをいうのでしょう。
ということで、自転車はキツいので原付で、まずは週に1日を目標に格闘技を再開です。
とはいえ、実はですね。
まだ原付で今治の陸地部(以下、今治)まで行ったことがないのです。
なので、まずは予行演習ということで、美容室に行くついでに初めて原付で今治まで行ってきました。
■地域おこし協力隊で、今治市から貸与してもらっている愛機。
そもそも原付は10代の遥か昔にちょこっとだけ乗ったことがある程度です。
原付の乗り方をネットで改めて確認し、二段階右折もしっかり勉強し、いざ出発です。
時は来た。
それだけだ。
■来島海峡大橋に到着。
いつもは右の自転車道ですが、この日は初めて憧れの原付道へ。
おかしな流派みたいですが、ただの道路です。
■以前ブログにも書いた馬島のところに料金所がありました。
いやーいい天気ですね。
■さぁ! ぜひ読み返してみましょう!
きっと幸運が訪れます!
■自転車は現在無料ですが、原付は片道200円です。
日曜日で料金所は無人だったのですが、キチンと支払ってやりましたぜ、アニキ。
原付の制限速度は時速30kmです。
下手をするとロードバイクにも抜かされかねない速度ですが、法律なので遵守しなくてはいけません。
しかし初めてのチャレンジでノリノリで出発したのですが、ロードバイクで30kmほど出すと爽快なのに、原付だとまったく爽快感がないのはなぜなのでしょうか。
不思議。
それにしても他の原付からもガンガン抜かされます。
制限速度なんて誰も守らないのでしょうか。
何となくこっちが進路妨害をしているような気になるから不思議。
などと思いながらも、なんとか無事に今治の美容室に到着しました。
しかし、美容室に行くだけで今治まで来なきゃいけないのはさすがにちょっと面倒ですね(あ、島にも美容室はありますよ)。
その後、かかりすぎたパーマに若干動揺しつつ、家に帰ろうかと美容室から外に出たらですね。
なんとですね、奥さん。
なんと、雨が降ってやがるのですよ。
ハァ?
雨ー!?
パニクって叫びそうになりましたが、美容師のおねえさんが出口の外まで見送りに出てきてくれているので、グッとこらえて格好をつけて言ってやりましたよ。
「まぁ、これくらい大したことないので気合で帰りますよ。ハッハッハッ!!」
シビレますね。
まぁ実際のところ、雨はいつ止むかも分からないので雨宿りという選択肢はなく、雨の中を30kmで突っ走ります。
味方は美容師のおねえさんに言った通り、気合だけです。
■急遽コンビニでレインコート(上のみ)を購入。
この後、なんと前が見えづらいほどの豪雨となり、レインコートなどほぼ意味をなさなくなります。
しかし、生まれて初めての原付での遠出で土砂降りの雨とは。
これは試練か、それともただの不運か。
激雨の中、慣れない原付で突っ走ります。
しかし、いかんせん時速は30kmなので、とてつもなく遅いのです。
天気予報では夜から雨が降るということだったので、安心していたのですが、まさかの15時過ぎから豪雨とは。
雨の中行き交う車の水しぶきを顔面に大量に浴びながら大阪弁で呪いの言葉を吐き続けながら走り続けます。
するとですね。
不思議な現象が起こったのです。
なんとですね。
不思議なことにだんだん楽しくなってきたのです。
これは現実逃避の一種なのでしょうか。
あまりの楽しさに歌を歌いながらノリノリで走ります。
土砂降りの驟雨の中、ハイテンションで歌を歌いながらも法定速度を遵守して走る、冷静と情熱の間の中年男とすれ違った女子高生はいったい何を思ったでしょうか。
その心中は察して余りあります。
途中ふと我に返りネガティブな感情がニョキニョキと顔を出しかけましたが、気づかないフリをして、更にハイテンションで歌を歌って何とか家に帰り着きました。
やれやれ。
これで今治の格闘技ジムへ行くシミュレーションも完璧ですね。
学んだことは、天気予報は信じるな、です。
■これからお世話になるのは、こちらの総合格闘技道場ARMSさんです。
週イチ会員で、6,000円/月。
ということで、いよいよジム初日を迎えました。
この日は19時くらいから出発。
■東京より日が長いので、19時を過ぎでもまだ夕焼けです。
こっちは本当に日が長い。
20時前でもまだうっすら明るいのですよ。
この日の昼間は30℃近くあり、とても暑かったので半袖短パンで原付で出かけたのですが、夜はめちゃくちゃ寒く、あっという間に後悔。
シミュレーションはまったく完璧ではありませんでした。
帰りは更に寒くなるので、途中ワークマンでロングスパッツを購入。
なんと確か780円くらいでした。
安い。
何とか無事に着き、この日は3ヵ月ぶりのグラップリングです。
ところが、ジムの代表の方が気を使っていただいて、
「あのグラバカに16年も通っていたとても強い方ですよー!」
とジム生の方に逐一紹介してくれるのです。
お気遣いはとてもありがたいのですが、ハードルがみるみる上がっていきます。
こう見えて小心の私は、そうでなくても初めての人と場所でとてつもなく緊張しているのに
「あっさり一本とられたらどうしよう」
と良からぬプレッシャーに襲われます。
更に
「ハァ? そんなの関係ねーよ! こんな初老、オレ様がやっつけてやるぜ!」
などと考える若者もいるかもしれません。
ヒー!
おっかない!
ヤバい!
ヤバい!
焦りでダクダクと汗をかきながらとっておきの作戦を敢行しました。
人生経験が長いと咄嗟に対応ができますね。
コホンと軽く咳払いをしてから、ひとり言を装い、
「いやー、3ヵ月もグラップリングをやってないから、もう忘れちゃってるかもなー」
など、ちょびっとだけ大きめの声で言ってやりました。
完璧な作戦です。
48歳という年齢からも私へのハードルはみるみる下がる筈です。
心臓の音がバクバクと響く中、勇気をもって上目遣いでそっと周りを伺います。
!!!
なんと驚いたことにもう誰も私の方など見てもいないではありませんか。
もう少し興味持ちなさいよ。
何よもう。
とはいえ、結果的にはとても楽しく過ごせました。
3ヵ月前の覚えたてだった技の細かいディテールなんかはすっかり忘れてしまいましたが、昔から使っている技は意外と覚えているものですね。
格闘技はやっぱり楽しいです。
ただ、ひとつ問題が。
後日、打撃クラスにも出ていい汗をかいたのですが、なんと自分でも驚くほど体力が落ちているのです。
なんと3分2ラウンドのミットで、凄まじく疲れてしまったのです。
これはいかんのですが何せ週イチ会員なので、恐らく体力は戻りそうもありません。
これはもう、痩せれませんね。
コロナ時代は、コロナ太りのまま生きていこうと思います。
やったことなくてもぜんぜん良いので、誰か大島で一緒に格闘技をしてくれる人いないかなー(大声)。
打撃でもグラップリングでも何なら柔術でも良いので、ご興味ある方がいればぜひご連絡くださいね(切望)。
またまた長い文章を最後までお読みいただき感謝です。
ではまた。
脱 コロナ太り -前編ー
コロナ太りなどという言葉がありますが、先輩はいかがっすか。
世の流れがデブに傾いているので、あまり目立ちませんが、私も着実に体重が増えています。
以前は週に3~4日はグラバカジムで格闘技の練習をしていたのですが、今治の大島に来てからすっかりそれもなくなり、ただただ大量のカロリーを摂取するだけになっています。
そういえば、大島に来てからも趣味を訊かれると、
「格闘技です♡」
とかわいい笑顔で答えるのですが、まぁ、なかなか伝わりません。
「え? 格闘技? 恐い!」
「いや、恐くないですよー。 ほら僕なんてぜんぜん恐くないですよね?」
「違う意味で恐いです」
「え…?」
「で、格闘技って、何するの?」
「えーと…。 グラップリングっていうんですけど。
寝技っていうか、その…レスリングに柔道の寝技を足したような…」
「はー? ごめん、ぜんぜん分からない」
「あーですよね。 あ、でも打撃もしますよ」
「ヤダ! やっぱり恐い!」
「いや、思いっきり叩いたりしませんよ。 ほとんど当てないくらいです」
「なにそれ、格闘技なの?」
「いやー…」
これはまぁ東京にいた時からだいたいこんな感じだったのですが、自分の趣味を上手く説明できないのはまぁまぁ切ないです。
余談ですが、ケガをして病院に行くと説明がまぁ難しいのです。
「どうしましたか?」
「はい! オモプラッタ(技の名前)を極められて肩を痛めました!」
「…キミはいったい何を言っているのかね」
といった残念な感じになるのです。
とにかく格闘技というのは、あまりウケは良くないようです。
野蛮なイメージなのでしょうか。
しかし私に言わせれば、サッカーや野球とかの方がよっぽど危ないと思うのですが、いかがでしょう。
野球なんてあんな硬くて小さい球がすごいスピードで飛んでくるし、サッカーなんて金属の付いた靴でスライディングしてくるのですよ。
ラグビーなんてのも後ろからタックルされるみたいですし。
格闘技なんて、タックルされてもほぼ前からしかないですよ。
格闘技で後ろなんて向いていたら、それはソイツが狂ってるか試合を放棄しているだけです。
そういえば、グラバカのオービス・スズキ氏が、私のグラバカ最終日の丸先生とのラストスパーリングを撮影してくれていたので、丸先生には無断で貼り付けてみますね。
これは前述の打撃なしのグラップリングのスパーリングです。
確かこの動画の前週に丸先生に一本取られていたので、リベンジ戦でもあります。
■2020.3 丸先生とのスパー。
とてつもなく見づらいのですが、苦情はオービス・スズキ氏へお願いします。
ヒョードー グラバカラストスパー〈 ヒョードーvs.丸先生 〉
いかがでしょう。
さっぱり分からないでしょう。
たださっぱり分からないでしょうが、中年男性二人がキャッキャッいいながら、なんとなーく楽しそうなのは伝わったでしょうか。
え? それも分からない?
そもそも動画なんてスルーして観てもいない?
あ、そう。
何よもう。
ということで、そろそろコロナ自粛も解除されてつつあるので、私も格闘技を再開することにしました。
イェーイ!
ではまた。
<湘南魂>という名の恐ろしい格闘技の大会について
■邂逅
3月の末に引越しをしたのですが、その際10年以上前の<湘南魂>のDVDを発見しました。
思わずDVDに向かって
「おぉ!久しぶり!」
とにこやかに話しかけてしまいましたが、残念ながらDVDは黙ったままでした。
今は音楽ストリーミングサービスなんてのがあるので、今回の引越しの際に大量のCDをブックオフに売り払ってしまいましたが、もちろん<湘南魂>DVDは売らずに大切に今治に持ってきました。
■もしこのDVDを「売りたい」と持っていったら店員さんはどのような顔をするでしょうか。
ちなみに前回のブログ記事にも少し触れましたが、<湘南魂>とは、格闘家のKEI山宮氏が主宰の組技(グラップリング)の格闘技の大会です。
■なぜかS君とKEI山宮氏が主役の前回記事。
■私のリングネームとブログ名の由来とは
私は<湘南魂4>から最後の大会<湘南魂14>までレギュラー参戦しています。
当然、格闘技の大会なので、いろいろな格闘技ジムで鍛えた恐ろしい男たちが戦うのですが、
「今度、湘南魂に出るんですよ」
と話したらおよそ9割の方が、
「へぇー、あの湘南魂に…。
がんばってくださいね」
となぜか半笑いを浮かべていました。
そして残り1割の方が、
「マジすか!? あーオレも出たいです!」
となんだか泥が澱んだような目で私をみつめてきたものです。
ちなみに当ブログのタイトルにも使っている
”エメリヤーエンコ・ヒョードー”
というのはKEI山宮氏がつけてくれた私のリングネーム
”エメリヤーエンコ・ヒョードーさん”
から取っています。
そう。
本来であれば”さん”までがリングネームなので、私を呼ぶ際は、
”エメリヤーエンコ・ヒョードーさんさん”
となります。
いいですか!
”さん”を一回しかつけていないと呼び捨てにしていることになりますからね!
更に当ブログのタイトルは
”しまなみ海道 エメリヤーエンコ・ヒョードーさん ブログ”
が正確ではあるのですが、48歳にもなって自分自身にさんをつけるのはあんまりなので、敢えて”さん”を外しております。
KEI山宮さんごめんなさい。
■<湘南魂>とは
なんだか良く分からなくなってきたので、伝説の格闘技大会<湘南魂>についてをまとめてみましょう。
__________________
- <湘南魂>とは、鍛え上げられた戦士が己の人生とプライドを賭けて戦う組技の格闘技大会である。
- 何故か殆どの選手が試合よりも入場に力を入れる傾向がある。
- その為、普通に入場すると逆に恥ずかしくなる。
- 立派な社会人でもある各選手は、湘南魂への出場で実は頭がおかしいことがバレてしまう。
- 湘南魂は、その名の通り湘南地区での開催を続けてきたが、14回目の大会を湘南ではなく埼玉のアイスリボン(女子プロレス団体)のリングで開催したため、それ以降開催されていない。これは何かの呪いか。
__________________
ということで、誰も特に興味はないでしょうが、過去の大会の写真をご紹介したいと思います。
■<パンクラス>等でもリングドクターを務める立派なお医者さんでもあるスーパードクターS先生。
■ザ・貞子(4代目アタッカーズ宮田さん)。
■その後、柔術に転身したダッチ杉原選手の狂気時代。
大会前に「入場どうしましょう…」と悩んでいた彼の出した答えがこれ。
■長渕宮川チャンピオンの入場小芝居パフォーマンス。
せっかくの須貝さん(※女性役)の名演技をあまりの段取りの悪さでめちゃくちゃにするチャンピオン。
■その後の<湘南魂14>では、前回の反省を活かして金髪のカツラを被って女性になりきった須貝氏。きっと問題はそこではない。
■大巨人と対峙する私。
因みに人の入場ではいろいろと遊ぶクセに自分の時はいたって普通。
我ながらズルい。
■最後の大会となった<湘南魂14>での私。
■次回<湘南魂15>に向けて
それにしても5年~10年ほど前の写真ばかりなので皆さんとにかく若いですね。
思わず鏡を見て、加速する我が身の老いに愕然としてしまいます。
久しぶりに<湘南魂>のDVDを観てみて、改めて世の中にはこんなにも頭のおかしい大人がいるのかとゾッとしましたが、出場選手だけでなく観客の皆さんもとても楽しそうに笑っていてなんだか嬉しくなりました。
ドM須貝さんの入場なんて、自分で見てもあまりのおぞましさに卒倒しそうになりますが、もう一度やるかと訊かれたら間違いなくやるでしょう。
コロナで大変な時期というか時代で、今後<湘南魂15>が開催されるかは分かりません。
でももしも開催された時は、湘南はとても遠いけど是非参戦したいなぁ。
ではまた。
格闘技のススメ
■きっかけ
コロナ騒動のおかげで恐ろしいほどの運動不足です。
私はたまーにサイクリングをするぐらいなのですが、FacebookとかのSNSを見ていると皆さんランニングや縄跳びをしたり色々と工夫をしているようです。
本当に素晴らしい。
道を歩いているとよく子供たちに
「この小太りが!」
と唾を吐かれたり、石を投げられたりするのですが、このままだと極端なデブになり、子供たちは石も投げてくれずに泣きながら逃げていくかもしれません。
何事も周りからイジってもらえるのは、ほどほどな場合だけですからね。
そういえば、もともとグラバカジムに入会したのもダイエットが目的でした。
普通のスポーツジムだと一人で孤独に走ったり、マシン相手に筋トレしたりするのに飽きてしまうのですよ。
なので、なかなか続かないのですよね。
しかしですね、先輩!
その点格闘技は最高っす!
人と一緒に練習をするのでですね、飽きづらいというか楽しいのです。
友達が少ない私にピッタリ♡
■グラバカジムへ入会とSくん
せっかくなので16年前にグラバカジムに入った頃を振り返ってみましょう。
私がグラバカジムに入った頃は<PRIDE>が全盛期で、<パンクラス>ではism対GRABAKAが盛りあがっていて、世の中にとにかく格闘技ファンが多かったのです(よく分からない方はスルーしてくださいね)。
グラバカジムもジム生がうじゃうじゃ居て、あまりに人が多いのでキックの練習も周りに気を使いながらしていたと思います。
もちろんただのプロレスファンのド素人の私は打撃も寝技もいつもボコボコにやられていましたが、それもまた楽しかったのです。
そういえば、ほぼ同期にS君という、何となく冴えない感じの(失礼!)20代の男の子がいて、ちょくちょく一緒に練習をしていました。
S君は恐らくこれまで運動をあまりしたことがなさそうだし、少し挙動不審な感じもする男の子だったので、心の中で
「まぁ、コイツには負けることはないだろう」
と何となく思っていました(失礼!)。
ところがですね、先輩。
このS君と寝技のスパーリングをしていたらですね。
S君が突然凄まじいキレで下からの腕十字なんて仕掛けてきやがったのです!
「はぁ? S君のクセに何で上級者がやる格好いい技なんてやろうとしてるんだよ!」
とあまりのことに心の中でとんでもない文句を叫びました。
私が出来ない技をあのS君が出来るようになっていたのですよ。
当然ながらマジメにコツコツと練習をしていたS君と
「いやー寝技って訳分かんないですねー」
とヘラヘラしながら練習をしていた私とでは、使える技が違ってくるのは当然の結果だったのです。
まさにウサギとカメのような話ですね。
それにしても坊主頭の朴訥とした田舎青年が私の腕を極めようと襲い掛かってきたことは驚愕の出来事だったので、それ以降、このままではS君にさえ負けてしまうという恐怖で、マジメに練習をするようになりました。
ということは、私が16年も格闘技を続けてこれたのはS君のおかげなのでしょうか。
ありがとうS君。
そして冴えないとか言ってごめんなさいS君。
■確かS君はこんな感じでした(15年くらい前)。
いつの頃からか彼はいつも練習着が全身赤色でしたね。
そしてジムは、昔はマットがブルーで壁にはGRABAKAのロゴシールが貼っていてなかなか格好良かったのです。
その後もS君は変わらずマジメにコツコツ練習を続け、耳も餃子みたいにわいて、体も締まり、どんどん強くなっていました。
私もそれなりに頑張っていたのですが、何故か相変わらずお腹はブヨブヨで一向に痩せませんでした。
不思議ですね。
そう思うと私がグラバカジムに入った理由であるダイエットは、まったく達成できておらず、やっぱり結果的にはS君には負けていたようです。
あれ。
別にS君のことなんて書くつもりじゃなかったのに気づいたら絵まで描いてました。
うーん。
■初試合
そしてグラバカジムに入って2年ほど経って、仲良くして貰っていたKEI山宮さんに誘われて組技(寝技)の大会の<湘南魂>に参戦することとなったのです。
■KEI山宮さんは、グラバカ所属の選手で
<パンクラス>の元ライトベビー級のチャンピオンです。
■哀愁ただよう恐ろしい人です。
■ナイスファイト。
それにしても最初の試合は本当に緊張しました。
まぁ試合はいつも緊張するのですけどね。
結局。
兄さんもちょっと想像してみてくださいよ。
いくら組技の大会で打撃はないとはいえ、相手をやっつける為に日々鍛えている男が私に襲い掛かってくるのですよ。
こんな恐ろしいことがありますか。
いや、ないです。
しかも格闘技の試合に出たことがある人は良く分かるかと思いますが、会場に行くとですね、もうね、みんな強そうに見えるのです。
あぁ恐ろしい。
■17歳 と34歳
しかも私の初めての試合の対戦相手は、こともあろうにですね、なんと17歳だというではありませんか。
17歳ですって、17歳。
セブンティーンズマップですよ。
こんなの勝っても負けても微妙じゃないですか。
勝ったとしても、
「17歳の子供に勝ってもなぁ」
と言われるし、負けたら
「あのデブ、17歳に負けてるわよ! 超ダサーい!」
と嗤われるのです。
なんと恐ろしいのでしょう。
まぁ何にしても負けるのは嫌なので、当時の私の人生の半分しか生きていないいたいけな17歳の男の子を容赦なくやっつけました。
■私の初試合の写真。
これは三角締めという技です。
念のため。
■勝ちました。
<湘南魂4>は2006年開催なので、私は34歳ですね。
まぁかわいい。
ちなみにレフェリーはKEI山宮氏。
その後も<湘南魂>へレギュラー参戦をし、選手だけでなく他選手のマネージメントからヤジで大会を盛り上げる役という謎の役職に上りつめることになるのです。
たぶん続きます。
では。